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今、米国のメール配信業者や企業は、AOL対策で頭を抱えている。同様な状況
が、近い将来、日本でも発生するかもしれない。
AOLは、今までスパムメールで苦い経験をしてきた。そこで、導入した仕掛け
は "Enhanced Whitelisting"(強化されたホワイトリスト)というものだ。
通常のホワイトリストは、メールを受信して良いメールアドレス、ドメインを
集めたものであるのだが、AOLの"Enhanced Whitelisting"はメール配信業者や
企業にメール送信認定申請書の提出と審査を強要している。
この認定を取得していないメール送信業者や企業は、AOLのスパムフィルター
の洗礼を受け、メールの到達率との戦いを強いられる。認定を受けている業者
や企業は、スパムフィルターを経由しないで直接読者のメールボックスに送信
される。
一度認定されれば、未来永劫に渡り保障されるというわけではない。AOLが定
めた条件を満たし続けなければならない。
例えば、エラーメールアドレスによるエラーメールバウンス率や受信者からの
クレーム率を一定の水準に維持し、受信者の評判を良くする必要がある。
私の目から見るとAOLは、殿様ビジネスをしているように見える。だが、メー
ル配信業者や企業にとってAOLの読者は、宝の山なのである。AOLの読者なしに
メールビジネスを展開できない事情がある。
今や米国では、メルマガの到達率を如何にして高める事できるかでメール配信
業者の優劣が決まってきている。
日本でも迷惑メールが増えれば増えるほど受信側のISPや企業がホワイトリス
ト化の方向に向かい始めるだろう。
この傾向に立ち向かうには、日ごろからエラーメール処理に励み、インターネッ
トの世界にいらないごみを吐き出さない努力が必要だ。
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